フィアット欧州販売13.6%増の87万台、Aセグ首位…2015年
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ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比22.9%増の4万8453台と、12か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが12月、欧州Aセグメントにおいて、36か月連続で市場シェア1位となった。2015年通年でも、市場シェアは27.7%と、Aセグメント首位。2015年実績は、『500L』が8万3300台。SUVの『500X』も好調。
また、ランチア/クライスラーは、前年同月比7.3%減の4404台と、10か月連続で減少。アルファロメオは4293台を販売。前年同月比は3.8%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
ジープブランドは、前年同月比12.4%増の7467台と、24か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。
国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。2015年実績の前年比は、イタリアが18.3%増、スペインが29.5%増。フランスも13.9%増、ドイツも7%増と伸びた。
また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは2015年、欧州で合計6100台以上を売り上げた。
FCAの2015年欧州新車販売は、87万2500台。前年比は13.6%増となっている。
《森脇稔》