米国の自動車大手、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)。同社が、クライスラーとダッジブランドの主力セダンの生産を終了することが分かった。
これは1月27日、FCAが中期経営計画、「2014‐2018ビジネスプラン」の改訂版の中で明らかしたもの。2014‐2018ビジネスプランは2014年5月、FCAが今後5年間の成長計画を提示するために発表していた。
この2014‐2018ビジネスプランの改訂版の中で、FCAは、「クライスラー『200』とダッジ『ダート』の生産を、1年半以内に終了する」と公表している。
今回の決定は、米国市場でのガソリン価格の下落により、顧客の嗜好がSUVやピックアップトラックにシフトしていることを受けての対応。今後の販売増が見込めないため、中小型セダンのクライスラー200とダッジダートの生産を終了する。
その代わりに、FCAは、ジープブランドのSUVや、ラムブランドのピックアップトラックの開発を強化していく、としている。