KDDI、山口大学の宇宙観測研究に協力…ブラックホール探査にパラボラアンテナを提供

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電波望遠鏡として活用する2台のパラボラアンテナ(左が今回提供するアンテナ)
電波望遠鏡として活用する2台のパラボラアンテナ(左が今回提供するアンテナ) 全 1 枚 拡大写真

KDDIは、2016年1月から、KDDI山口衛星通信所にある2基の大型パラボラアンテナを活用して、山口大学のブラックホール探査を目的とした宇宙観測研究に協力すると発表した。

KDDI山口衛星通信所内には、2002年から山口大学が電波望遠鏡として利用している口径32mのパラボラアンテナを設置している。

今回、KDDIは新たに、天体からの微弱な電波を受信して天体観測を行う電波望遠鏡への転用が可能な口径34mのパラボラアンテナを山口大学に提供する。これにより、電波望遠鏡2台を同時に活用する高度な観測方法「電波干渉計」を実現でき、ブラックホール探査などの研究に重要な役割を果たす。

今回使用する2台の電波望遠鏡は日本でもっとも大型の電波干渉計で、これを活用することで、銀河系の中にあると考えられる、数多くのブラックホールの性質を調べられる可能性がある。

《レスポンス編集部》

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