日野自動車が1月29日に発表した2016年3月期の第3四半期累計(4-12月期)連結決算は、グローバル販売が過去最高レベルになり、営業利益は前年同期比1%増の813億円を確保した。
8%増と好調な国内がけん引しており、同期のグローバル販売は、過去最高だった前年同期にほぼ横ばいの約12万4000台となった。純利益は5%増の558億円だった。
通期予想は営業利益1100億円(前期比4%増)、純利益740億円(1%減)としている従来見込みを据え置いた。会見した梶川宏専務役員は通期の業績について「為替や原油価格など経済環境は想定以上のスピードで動いている。販売への影響も懸念されるが、何とか当初計画を達成していきたい」と語った。