ホンダ S660 のデザインを深く知る…東京・原宿で展覧会 2月1日まで

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S660の原型となったEV-STERのオブジェ
S660の原型となったEV-STERのオブジェ 全 22 枚 拡大写真

本田技術研究所のデザイン室は、『S660』のデザインをより深く知ることができる展覧会『S660 Design / Photo Exhibition』を東京・原宿で1月29日から開催している。内容はデザインプロセスの紹介と、3人の写真家によるS660を被写体にした写真展だ。

【画像全22枚】

会場となっているのは、JR原宿駅近くのホンダ・アドバンスドデザインスタジオ東京。1階はS660のエクステリアとインテリア、それにカラーやインテリア部品などのデザイン過程に焦点を当てた展示になっている。

エクステリアデザインの紹介は、2011年の東京モーターショーで公開されたコンセプトカー『EV-STER』のスケッチからはじまる。量産プロジェクトとしてのデザイン展開や4分の1スケールのクレイモデルを、マーカーやクレイ切削ツール、計測器などとともに展示。臨場感のある内容だ。

インテリアデザインでは、部品メーカーによる試作品をはじめ塗料メーカーや表皮メーカーのサンプルが並ぶ。それぞれ付箋で説明がされていて、デザインの知識のない人でも新型車開発のプロセスが理解できるようになっている。

このほか、開発中の様子を撮影したスナップ写真や記録映像も紹介されている。「アイデアを形にし、新たな価値を生み出すステップを知ってもらえれば」とデザイン室スタッフ。

写真展は地下1階。在本彌生、伊藤徹也、池田晶紀という3人の写真家にS660を貸し出し、注文は一切つけずに自由に撮ってもらったものだという。軽スポーツカーを、それぞれまったく異なる価値を持つ存在として捉え、表現しているのが興味深い。

写真を見たデザイナーが、自分では気づいていなかった造形の価値に気づかされた様子などがテキストで紹介されているのも面白い。

もうひとつ興味深いのは、通常は部外者立ち入り禁止の施設に入ることができる、ということだ。もちろん業務に関わる部分は非公開だが、秘匿事項に満ちた開発施設に足を踏み入れることのできる貴重な機会となっている。

この展覧会は2月1日まで開催され、開場時間は10~18時。スタジオ所在地は東京都渋谷区千駄ヶ谷3-60-2。

《古庄 速人》

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