【インターアクア16】微生物を使った発電型排水処理システム、2~3年後に販売へ…NEDO

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NEDOが展示した微生物触媒を使った発電型排水処理システム
NEDOが展示した微生物触媒を使った発電型排水処理システム 全 1 枚 拡大写真

水処理技術や装置を集めた展示会「インターアクア2016」で新たな発電システムを発見した。それは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のブースにあったもので、なんと排水処理をしながら発電も行ってしまうというシステムだ。

これを可能にしているのが、21世紀になって発見された微生物(発電菌)である。なんでもこの微生物は排水中の有機物を電気に変換しながら浄化する性質があり、それを触媒として開発したのが、今回展示した発電型排水処理システムなのだ。

「この排水処理方法は、従来の活性汚泥法と比べて、汚泥が3分の1になり、バッテリーも要らないので、省エネ型排水処理として期待されているものなんです。停電してもこのシステムは大丈夫で、止まることはありません」とNEDO関係者は説明し、汚い水ほど発電できるという。

発電量は1立米当たり約50Wで、小学校のブールぐらいの大きさだと、一般家庭20軒分の電力がまかなえるそうだ。現在、積水化学工業の工場で実証実験を行っている。「2~3年後に商用販売を開始し、2020年頃には世の中にある程度普及できるようにしていきたい」とNEDO関係者。

そのためには製造コストを下げる必要があり、現在、50分の1を目標にさらなる研究開発を進めているそうだ。そうすれば、太陽光発電システムよりも安くなり、普及もしやすくなる。一石二鳥とも三鳥とも言えるこの発電型排水処理システム、将来、さまざまな場所で活躍する時代が来るかもしれない。

《山田清志》

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