米国の自動車最大手、GMは2月3日、2015年の通期(1-12月)決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は1524億ドル(約17兆9830億円)。前年の1559億ドルに対して、2.2%減とマイナスに転じた。これは、ドル高が要因。
一方、純利益は、過去最高の97億ドル(約1兆1445億円)。前年の28億ドルに対して、およそ3.5倍の大幅な増益となり、4年ぶりの増益を果たした。
大幅な増益となった背景は、地元の米国での新車販売が好調なことが要因。好景気とガソリン価格の下落により、収益性の高いSUVやピックアップトラックの販売が伸びた。
GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「2015年は素晴らしい業績。今後も中核事業の強化を継続していく」とコメントしている。