スバル富士重 高橋専務「先行きに悲観的なわけではない」

自動車 ビジネス 企業動向
富士重工業 高橋充 取締役専務執行役員
富士重工業 高橋充 取締役専務執行役員 全 5 枚 拡大写真

富士重工業の高橋充取締役専務執行役員は2月4日に都内で開いた決算会見で、スバル車の販売について「先行きに悲観的な見通しをもっているわけではない」との認識を示した。

【画像全5枚】

高橋専務は「アメリカ、カナダの販売トレンドは我々も依然として手応えを感じている。日本は大変競争が厳しくて気は抜けないが、登録車についてもきちっとした商品と施策を打つことによって計画通り行けると思っている。海外のその他地域についてもアメリカほどの勢いではないが、我々の計画に対して順調に推移している。販売については中国、ロシア以外は大きな懸念はしていない」と述べた。

懸念材料としてあげた中国については「1.6リットル以下の小型車に税優遇策が打ち出されているが、スバルはそこに該当する車種がないことや、厳しい販売合戦にあえて参入せず、限られた生産能力をできるだけ収益性の高い米国や、国内の登録車などに振り向けることによって、アロケーション(割振り)はできるだけベストなものに再配置をした」と解説した。

富士重では足元の販売状況を受けて2015年度の販売計画を見直した。まず日本は登録車の販売を2100台上方修正する一方で、軽を900台下方修正した。海外では中国とロシア合わせて5000台引き下げたが、米国とカナダで6000台、豪州で400台積みました。この結果、15年度の販売計画は従来比で1800台上方修正の95万4800台とした。前年度との比較では4.8%の伸びを見込むことになる。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る