スズキとフォルクスワーゲン、和解が成立…VWが賠償請求取り下げ

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スズキは2月10日、フォルクスワーゲンとの間で和解が成立した、と発表した。

スズキとフォルクスワーゲンは2009年、双方が株式を持ち合い、技術面でも協力する資本・業務提携を締結。しかし、両社の考え方に違いが発生したため、スズキは2011年11月、フォルクスワーゲンに提携解消を通知。同時に、国際仲裁裁判所に仲裁を申し入れていた。

その後、裁判所に仲裁が認められ2015年9月、スズキはフォルクスワーゲンが保有するスズキの株式1億1161万株の買い戻しを完了させている。

今回の和解は、フォルクスワーゲンがスズキを相手取って起こしていた損害賠償請求に関するもの。フォルクスワーゲンは、スズキの契約違反に基づく損害を主張。これに関して、引き続き仲裁で審議が行われてきた。

2月10日、スズキとフォルクスワーゲンの間で、和解が成立。これにより、仲裁が終結した。その内容は、フォルクスワーゲンが損害賠償請求を取り下げ、スズキがフォルクスワーゲンに対し、和解金として一定の金額を支払うというもの。なお、和解金額を含む和解内容の詳細については、フォルクスワーゲンとの契約により、公表されていない。

スズキは、「和解金を当期中に支払う予定。本件和解が当社の当期(平成28年3月期)の連結業績に与える影響は、軽微」とコメントしている。

《森脇稔》

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