不適切な会計・経理を開示した上場企業、過去最高を更新…東芝や曙ブレーキなど

自動車 ビジネス 企業動向
不適切な会計・経理を開示した上場企業の年度ベースの推移
不適切な会計・経理を開示した上場企業の年度ベースの推移 全 1 枚 拡大写真

東京商工リサーチは、「不適切な会計・経理を開示した上場企業」を調査してその結果をまとめた。

上場企業で2015年度に「不適切な会計・経理」を開示した企業が2月9日までに43件に達し、これまでの年度ベースの最多は2014年度の42件を超え、2007年4月の調査開始以来、年度ベースで最多記録を更新した。

開示企業は新興市場が減少した半面、東証1部、2部上場企業が28件と全体の65.1%を占めた。また、「不適切な会計・経理」の内容は「経理処理の間違い」など単純なミス以外に、「着服横領」、「業績や営業ノルマ達成を動機とする架空売上」、「循環取引」など、コンプライアンス意識の欠落や業績低迷を粉飾するための要因も多い。

産業別では、前年度に続き製造業の増加が顕著で、国外に製造拠点や営業拠点を多く展開するメーカーを中心に不適切会計が多く見られた。インフラや半導体事業で利益の水増ししていた東芝のほか、代理店に対する押込み販売による売上高の過大計上していた曙ブレーキ工業など、自社の利益を優先するための不正経理が行われていた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る