新日鉄住金、タイの薄鋼板子会社2社を統合…自動車向けを一貫生産

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新日鉄住金(Webサイト)
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新日鉄住金は、タイで冷延鋼板を製造するグループのザ・サイアム・ユナイテッド・スチール(SUS)と、自動車用を中心とした溶融亜鉛めっき鋼板を製造するニッポン・スチール&スミキン・ガルバナイジング・タイランド(NSGT)を、9月を目処に経営統合する。

SUSは1995年にタイのサイアム・セメント・グループとの合弁会社として設立した。NSGTは2011年に旧新日本製鉄の子会社として設立した。両社は、同じ敷地内に立地する利点を活かしながら、タイを始めとするASEAN地域向けに薄板製品事業を展開してきた。

今回、両社は経営統合することで、タイをはじめとするASEANマーケットでの競争力を強化するため、タイ国内唯一となる自動車用途対応の冷延・めっき一貫製造ミルの優位性を最大限発揮していく。1995年以来、現地で培ってきたマネージメント・ノウハウやローカル人材などの経営資源を融合、最大限活用していくことで、品質・納期などの競争力を強化していく。

統合新会社の社名は「NS-サイアム・ユナイテッド・スチール」とする。資本金は130億バーツ(約430億円)。出資比率は新日鉄住金が80.2%、三井物産が6.2%、メタルワンが5.0%、住友商事が3.5%、日鉄住金物産が0.3%、タイ・ティンプレートが4.8%となる。

《レスポンス編集部》

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