小中高一貫校、国際高校の新設…都立高、平成30年の変革

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「都立高校改革推進計画・新実施計画」の策定について
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 東京都教育委員会は2月12日、「都立高校改革推進計画・新実施計画」の策定を発表した。小中高一貫教育校の開校、戸山高校の医学部進学希望生徒を対象としたチーム結成、都心部への新国際高校(仮称)の設置検討などを盛り込んでいる。

 「都立高校改革推進計画・新実施計画」は、都立高校が抱える課題の解決を図り、今後の展望を明らかにする総合的な長期計画。計画期間は、平成28~30年度。平成27年11月には、「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」の骨子を公表し、都民から意見を募集した。12月上旬にはすでに、東京都立戸山高校が医学部進学を希望する生徒向けに「チームメディカル(当時名称)」を結成する予定であることなどが計画案に盛り込まれていた。

 計画の柱は、「次代を担う社会的に自立した人間の育成(教育内容)」「生徒一人一人の能力を最大限に伸ばす学校づくりの推進(学校設置・課程改善等)」「質の高い教育を支えるための環境整備(教育諸条件)」の3つ。

 具体的には、戸山高校において医学部などへ進学を希望する生徒を3年間一貫したプログラムで育成する「チーム」を結成するほか、富士高校・附属中学校において6年間を見通した系統的な理数教育を推進する「理数アカデミー」の取組みなどが計画されている。

 小中高一貫教育校については、立川国際中等教育学校を対象校に平成34年度開校予定とした。また、タブレットパソコンの特長を生かして授業改善を図る「ICTパイロット校」には、光丘高校と三鷹中等教育学校を指定する。

 生徒一人一人の能力を最大限に伸ばす学校づくりの推進では、国際高校の入学者選抜の応募倍率が高い状況を踏まえ、都心部に帰国生徒や外国人生徒を受け入れる国際色豊かな学習環境を整備した「新国際高校(仮称)」の設置を検討予定。なお、国際高校では平成28年度から、英語で行われる授業を中心とした2年間のカリキュラムである国際バカロレアのディプロマ・プログラムを「国際バカロレアコース」の第2学年で開始する。

東京都教委が都立高改革の新実施計画を策定、取組み内容固まる

《奥山直美》

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