【大阪オートメッセ16】クラリオン、フルデジタルサウンドシステムを関西初公開…試聴は連日盛況

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関西初公開となったクラリオンのフルデジタルサウンドシステム
関西初公開となったクラリオンのフルデジタルサウンドシステム 全 7 枚 拡大写真

クラリオンは2月12日から14日までインテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2016」に初出展した。目玉は、同社が世界で唯一発売する車載用フルデジタルサウンドシステム(FDS)の新製品「Z3、Z7、Z25W」(4月発売予定)だ。

FDSの新製品「Z3、Z7、Z25W」は1月に開催された東京オートサロンで初公開されたが、関西でこれが披露されたのは初めて。新製品は、車載専用に独自開発した新型LSIを搭載することでFDSならではの魅力であるクリアな音、キレの良いサウンド再生などを実現した。

クラリオンは4月の発売に向け、システムの音作りも最終段階に入りつつあるが、東京オートサロンで試聴に参加した来場者にアンケートを取ったところ、全体の9割から「満足」との回答が得られたという。

試聴用デモカーとして会場に用意されたのは東京オートサロンと同じ、スバル『BRZ』とVW『ゴルフ』の2台。BRZではFDSの魅力がフルに引き出せるよう同システムですべてが完結するようインストール。一方でゴルフの方は純正システムを活かしたハイアウトプットでの入力としている。FDSはこの多彩な入力により、多くの音源をシステムに活かすことができるのだ。

試聴は整理券を配りながらの進行となったが、東京オートサロンでの評判が人気を呼んだのか、連日予約が先行するほどの人気ぶりだった。また、クラリオンによれば、特にBRZの方は聴き込んでいくうちにスピーカーのエージングが進み、それに合わせてチューニングをし直しているのだという。

デジタルプロセッサ部はハイレゾ音源入力以外にアナログ入力にも対応。これが純正システムとの組み合わせももたらした。また、内部デジタル処理は現状、最大96kHz/24bitで行なっているが、「東京オートサロンではダウンコンバートではなく192KHz/24bitへの対応を希望する声も多かった(クラリオン担当者)」という。4月発売までに対応可能になることも期待したいところだ。

会場入口にはFDSの基本システムが展示され、ブース奥には200mmワイド7.7インチスーパーワイドナビ「MAX775W」、簡単操作でプレミアム機能を楽しめる「NX715」など2015年に登場したカーナビゲーションラインアップも展示していた。

《会田肇》

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