三菱電機、地下でも誤差1メートル以内で位置を検出できるシステムを開発

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無線LANと音波による屋内位置検出システムのイメージ
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三菱電機は、無線LANと音波による測位の組み合わせによって誤差1メートル以内で位置検出できる屋内位置検出システムを開発した。

GPSの電波が届かない地下駐車場で、駐車位置までのナビゲーションや倉庫での物流管理など、さまざまなシーンで活用できるとしている。

音波による位置検出装置を無線LAN基地局に搭載する。位置検出したい対象物と周辺にある複数の無線LAN基地局との間で音波を往復、伝達時間から対象物の位置を特定する。送受信のタイミング・計測結果は無線LANで通信する。既に構内無線LANが設置されている場合、無線LAN基地局に位置検出装置を追加するだけで、低コストでシステム構築を実現できる。

屋内や地下などGPSの電波が届かない場所で、誤差1メートル以内の高精度の位置検出が可能となる。

スマートフォン内蔵のマイクとスピーカーを利用し、GPS電波が届かない地下駐車場で駐車位置検出が可能となる。また、専用アプリをインストールしたスマートフォンと周辺の無線LAN基地局に搭載した位置検出装置との間で送受信した音波の伝達時間からスマートフォンの位置を特定できる。

ユーザーはスマートフォンだけで利用でき、RFID(電子タグ)などの専用機器は不要となる。

同社では、2017年4月までに実用化に向けアプリケーション開発を進める。

《レスポンス編集部》

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