日産車体が発表した2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が前年同期比9.4%減の74億2000万円と減益となった。
売上台数は、昨年9月に生産を終了した『セドリック』の減少があったものの、北米向けの『クエスト』やインフィニティ『QX80』、国内・東南アジア向け「NV350キャラバン」、中近東向け「パトロール」などが増加したことにより、同12.1%増の15万8825台と好調だった。
この結果、売上高は同9.9%増の3808億7600万円と増収となった。
営業利益は、部品売上げの減少やコスト増加の影響で同3.5%減の70億6200万円と減益だった。四半期純利益は特別損失の減少や税制改正に伴う税率引き下げで法人税が減少、同4.2%増の49億9500万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。