三菱電機、蓄電池の使用中性能をリアルタイムで推定できる診断技術を開発

自動車 ビジネス 企業動向
蓄電池性能オンライン診断技術
蓄電池性能オンライン診断技術 全 1 枚 拡大写真

三菱電機は、蓄電池の使用中性能をリアルタイムに推定できる「蓄電池性能オンライン診断技術」を開発した。

今後、自動車や鉄道車両向け蓄電システムへの搭載を目指す。

蓄電池の容量や内部抵抗などの性能について劣化度や誤差1%以下での残量をリアルタイムに推定できるため、蓄電システムの稼働率向上と用途拡大に貢献する。

蓄電池性能の劣化度を推定するため、電容量は蓄電システムを停止して一旦残量を空とし、3時間程度かけて満量にして測定する必要がある。今回開発した技術では、蓄電システムを使用しながら計測した蓄電池の電流と電圧を、独自アルゴリズムで処理し、蓄電池性能容量、内部抵抗の劣化度をリアルタイムに推定できる。蓄電システムの設備停止が不要となり、システムの稼働率向上に貢献する。

また、蓄電池残量の推定精度は従来、誤差5%以上あり、蓄電池の現在の容量に対する割合(残量)も推定していた。今回の技術では、蓄電池の性能の劣化度を用いて蓄電池残量の推定精度を誤差1%以下にできる。蓄電池の残量が高精度に分かるため、蓄電システム全体の効率的な制御が可能で、診断データを、メンテナンス計画や劣化した蓄電池の他用途で再利用計画に活用できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る