デンソー、タックスヘイブン対策税制の更正処分の控訴審で敗訴

自動車 ビジネス 企業動向
デンソー 本社
デンソー 本社 全 1 枚 拡大写真

デンソーは、名古屋高等裁判所に控訴していたタックスヘイブン対策税制に基づく更正処分に対する取消請求訴訟が棄却されたと発表した。最高裁判所へ上告する予定。

同社は2010年6月28日、名古屋国税局からシンガポール子会社がタックスヘイブン対策税制の適用除外要件を満たしていないとして、2008年3月期と2009年3月期の2年間について、所得金額約114億円、地方税などを含む追徴税額約12億円の更正処分を受けた。

同社はこれを不服として、名古屋地方裁判所に対し更正処分の取り消しを求めて提訴した。名古屋地裁は2014年9月4日、適用除外要件を満たすとする同社請求を認容する一方で、所得金額の一部について取り消しを認めない判決を出した。

国税局、同社はそれぞれ名古屋高等裁判所へ控訴していたが、名古屋高裁は適用除外要件について国税の主張を認容、同社の主張を退けた。このため、同社の控訴は棄却された。

同社では、主張が認められなかったことは「誠に遺憾であり、到底承服できるものではない」とし、判決内容を精査した上、最高裁判所への上告手続きを行う予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る