ミシュラン パイロットスポーツ4 発売…フォーミュラEから技術をフィードバック

自動車 ビジネス 国内マーケット
ミシュラン パイロットスポーツ4 発表会
ミシュラン パイロットスポーツ4 発表会 全 6 枚 拡大写真

日本ミシュランが3月24日から販売を開始するスポーツタイヤの新製品『パイロットスポーツ4』には、フォーミュラEで得られた技術が応用されている。

日本ミシュランでモータースポーツマネージャーを務める小田島広明氏は「フォーミュラEから技術をフィードバックした背景には、いくつかの重要なポイントがある」と話す。

そのポイントとは「まずフォーミュラEではドライ、ウェットとも共用のタイヤでレースをしている。そして2番目に18インチのタイヤを使っていること。3つめが公道でのレースであるということ。さらに1年を通じて同じタイヤスペックでレースが行われている。これらの条件は、まさに使われる環境が市販車と共通している」というわけだ。

フォーミュラEから実際にフィードバックされた技術としては、レースタイヤのトレッドパターンの応用。これにより広い接地面とグリップ力を確保。またハイブリッド・アラミド/ナイロンベルトの採用でトレッド面をしっかりと路面に密着することが可能になったという。

こうした技術によりパイロットスポーツ4はウェット路面での比較実験で既存のパイロットスポーツ3に比べ最速ラップタイムで1秒の短縮、1.7%の改善率を確認したという。これは1kmのコースで車3台分の差になるとミシュランでは試算している。

その上で小田島氏は「ミシュランは極限で技術を磨き、それを市販向けタイヤにフィードバックしている。まさにパイロットスポーツ4は、極限で磨いた技術を具現化した製品といえる」と強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』ファン必見!限定3000個の精巧キーチェーン登場
  2. ポイ活主婦に自動車税の納付の仕方を聞く…キャンペーンで全額還元・ポイントで0円払いもできる!
  3. ジープ『コンパス』新型発表、初のEVは航続最大650kmを可能に
  4. 静かなオプカンがすごかった! トーヨータイヤ「オープンカントリー H/TII」が登場…岡本幸一郎
  5. シトロエン『ベルランゴ』の特別仕様車「ブラックエディション」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  4. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  5. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
ランキングをもっと見る