【スーパー耐久】近藤真彦監督「今年は自信がある」、日産自大とKONDO Racing今年もコラボ

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近藤真彦監督
近藤真彦監督 全 13 枚 拡大写真

27日に横浜にある日産グローバル本社ギャラリーで日産のモータースポーツ活動概要発表会が行われ、今年も日産自動車大学校とKONDO Racingがコラボしスーパー耐久に参戦することが紹介された。

2012年から始まったプロジェクト。将来メカニックを目指す学生たちの授業の一環として実際のレースに参戦。メカニックのサポートだけでなく、チームのマネジメントや広報活動にも携わり、ミスが許されない現場を「教材」にして、将来の自動車界を背負って立つ人材育成を行っている。

このコラボレーションも5年目を迎え、スーパー耐久シリーズでもすっかりお馴染みのチームになった。今年も近藤真彦監督が率いる「KONDO Racing」とコラボし、プロジェクト立ち上げ時からAドライバーとして参加している藤井誠暢も参加。

実際に現場でチームを指揮する近藤監督は「本当に生徒の皆さんが真面目で、自分が前に出て“もっとしっかりしろ!”と指導する機会があまりない。それくらいみんな真剣に取り組んでいます」と学生たちの頑張りに感心を持っている様子。

またエースドライバーとして学生たちと関わる藤井は「プロの人達ばっかりがいるサーキットで学生たちと仕事ができるということで、非常にやりがいを感じています。昨年、一昨年と年間3位を勝ち取れるくらい、学生たちの頑張りが結果に出てきているところまできました」と、プロジェクトが少しずつ身を結び始めていることを実感しているようだった。

プロジェクト5年目を迎える今シーズンは、昨年国内外で快進撃をみせた新型モデルの『GT-R NISMO GT3』が導入される。バサースト12時間で優勝を飾り、ブランパン耐久シリーズもチャンピオンを獲得。ニュルブルク24時間レースでも活躍を見せたマシン。さらに国内ではSUPER GTのGT300クラスでは4勝を挙げ3度のワンツーフィニッシュを勝ち取ったという、昨年のFIA-GT3マシンの中で「最強」と恐れられた車両だ。

これには藤井もチャンピオンに向けて自信をみせており、「どこを走っても強くて早い2015仕様のGT-R GT3を導入することになります。まずは優勝して、最終的にチャンピオンを報告できるように頑張りたい」と語った。

また近藤監督は「このプロジェクトでスーパー耐久を選んだ理由は“耐久レース”だからです。長い時間レースをする分、学生たちも勉強できる時間が長くなります。最近は参戦チームも増えてレベルも人気も上がってきているので、そのカテゴリーで一番上のクラスでチャンピオンを取ることが目標。僕は今年絶対とれると思っています。KONDO RacingはSUPER GT、スーパーフォーミュラにも参戦しますが、このスーパー耐久が一番チャンピオンに近いと思っています。是非応援してください」と、集まったファンに挨拶した。

注目の2016シーズンは4月2・3日にツインリンクもてぎで開幕戦を迎える。

《吉田 知弘》

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