ゼンリンデータコム いつもNAVI、ドライブ&ドアtoドアナビ双方でコンテンツ力強化し使い勝手向上

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
いつもNAVI[マルチ]の目印ガイド
いつもNAVI[マルチ]の目印ガイド 全 13 枚 拡大写真

ゼンリンデータコムは、助手席ナビゲーションの「いつもNAVI[ドライブ]」およびドアtoドアナビ「いつもNAVI[マルチ]」双方のスマートフォン向けアプリバージョンアップを相次いでリリースした。いずれもコンテンツ強化を主眼とした改良となっており、使い勝手に配慮したいつもNAVIらしい機能強化が図られた。

◆最初の1歩をどこに踏み出せば良いかがわかる「目印ガイド」

いつもNAVI[マルチ](Androdi版)では、徒歩ナビに「目印ガイド」が新たに追加された。同アプリでは、300種類に及ぶチェーン店などのブランド看板アイコンが表示されているが、こうした看板アイコンがナビゲーション開始時に歩き出す方向にある場合、ナビゲーション画面上に目印として表示するとともに「○○を目印に進んでください」という案内も画面上に掲示。徒歩ナビは開始時に進むべき方向がわかりにくいという共通の問題を抱えているが、この目印ガイドがあることで進む方向が即座にわかるため使い勝手が大幅に改善された。

また同アプリでは、今回のバージョンアップに合わせて、検索時の入力途中でも該当候補を表示させるサジェスト機能を新たに搭載。利用頻度の高いスポットを優先表示させることで検索の際の手間を省いた。

いつもNAVI[マルチ]でドアtoドアナビを利用するには有償プランの「プレミアコース」への加入が必要。プレミアコースのプランはiOS版で360円/30日または3000円/1年、Android版で324円/月となっている。

画像クオリティと充実情報がウリの「観光・ロケ地コンテンツ」

またいつもNAVI[ドライブ](Android版/iOS版双方)では、先頃のバージョンアップで「観光・ロケ地コンテンツ」を追加。ゼンリンデータコムの親会社であり地図会社最大手のゼンリンが独自に集めた全国3万5000件超の観光スポット情報のほか、TVドラマや映画のロケ地情報がアプリ上で検索可能になっている。各スポット情報には営業時間、利用料金等の基本情報に加えて、詳しい解説文や写真も収録。これらの写真は、プロカメラマンが撮影した画像も多く使われており、クオリティの高さも特徴のひとつだ。

使い方としては、検索メニュー画面下に追加されたボタンをタップすると現在地から半径2km(周辺にスポットがない場合は10km)にある周辺の観光スポットがランダムで表示されるほか、エリアを選択しての表示も可能。「見る」「遊ぶ」「テレビ番組ロケ地」での絞り込みにも対応している。

ランダム表示は、時間帯や季節も考慮して表示されており、午後や夕方に検索すれば夕日や夜景スポット、夏であれば花火大会や夏祭りの情報が優先して表示されるアルゴリズムになっているという。「観光・ロケ地コンテンツ」の利用については無料だが、そのスポットを目的地にしてナビゲーションをするには有償の「プレミアコース」への加入が必要になる。プランはいつもNAVI[マルチ]と同じく、iOS版で360円/30日または3000円/1年、Android版で324円/月。

なお、いつもNAVI[ドライブ]のプレミアコースに加入していれば姉妹アプリの「オービス&取締通知」「ルート沿い検索」の全機能が利用可能になる。

同社の企画担当者は「アプリを利用することによる新たな発見や気づきが生まれるように、こうしたコンテンツを通じてエンターテインメント性を付加したかった」と語る。無償のナビアプリが大いに普及するなかで、これらと差別化を図るにはコンテンツの強化はひとつの手段と言える。

《山谷克明》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新たな高級車ブランド誕生に熱視線!BMWベースの斬新デザインに「これはカッコいい」
  2. トヨタの新型『RAV4』、SNSでの注目は「GRスポーツ一択」 ファンの気掛かりは…
  3. ホンダ『アコード』に新搭載された「ハンズオフ機能」に驚きの声「米国の話だと思った」
  4. ジープの最小モデル『レネゲード』が2027年にフルチェン! これが市販型デザインだ
  5. スズキ『スイフト』5万6000台リコール…走行中にエンストのおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  5. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る