【ジュネーブモーターショー16】英国から世界へ、ホンダ シビック ハッチバック新型

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダ八郷隆弘社長とホンダ・モーター・ヨーロッパ副社長のフィリップ・ロス氏(ジュネーブモーターショー16)
ホンダ八郷隆弘社長とホンダ・モーター・ヨーロッパ副社長のフィリップ・ロス氏(ジュネーブモーターショー16) 全 13 枚 拡大写真
2016年3月1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいてホンダは『シビック ハッチバック』のプロトタイプを世界初公開した。

プレスカンファレンスに最初に登場したのはホンダ・モーター・ヨーロッパの副社長であるフィリップ・ロス氏。ロス氏は、まず直近の欧州の発売の好調さをアピール。2015年の第4四半期の販売はプラス9%であったが、2016年1月は前年比プラス36%、2月はプラス45%にもなるという。好調さを支えるのが新型の『HR-V(日本名ヴェゼル)』と新型『ジャズ(日本名フィット)』と『シビック タイプR』だという。この調子で、欧州での販売を2015年の13万7000台から、2016年の16万台、そして次のステップとして20万台を目標にしたいという。

その力のひとつとなるのが、4月から予約を開始するという新型『NSX』だ。価格は18万ユーロ(約2200万円)と発表された。また、今年の9月には燃料電池車の『クラリティ』を、イギリスとデンマークでリース販売を予定しているとアナウンスされた。

その後に「私がホンダのCEOになって、初めてのジュネーブショーです」と、登場したのがホンダの社長である八郷隆弘氏だ。「ホンダは昨年、過去最大の自動車販売台数470万台を達成しました。この成功は、ホンダらしい製品があったからだと考えています。そして、これからもエキサイティングで挑戦的でありイノベーティブである製品の開発を続けます」とスピーチを開始した。

また昨年、ホンダジェットを最初の顧客に届けたことを、「ホンダにとって大きなマイルストーンでした」と述べる。また2015年は欧州における自動車のラインナップが揃ったターニングポイントの年であり、2016年以降の成長を約束したいという。

そして次のホンダの欧州における計画が新型シビックの導入だ。そのために、ホンダは英国の工場に2億7000万ユーロ以上もの投資を行ってきたという。この投資によって生まれるのが新しいシビック ハッチバックだ。そして、この新型モデルは北米を含む世界マーケットに輸出されるという。

「すべてが新しいプロトタイプのシビック ハッチバックをみなさんに紹介することができて光栄です」と八郷氏は、新型モデルを紹介した。

《鈴木ケンイチ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  2. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
  5. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る