小田栄駅や北海道新幹線が見えた!? ダイヤ改正時期、鉄道各社の表示事情

鉄道 企業動向
JR東日本「路線ネットワーク」には開業前の駅名と「ご案内」が記されていた
JR東日本「路線ネットワーク」には開業前の駅名と「ご案内」が記されていた 全 12 枚 拡大写真

「ご案内 小田栄駅、北海道新幹線は、2016年3月26日に開業します」

首都圏を走るJR東日本の電車内にある路線図には、そう記されたステッカーが貼られていた。ダイヤ改正が実施される3月、時刻表や路線図を変更するタイミングは、各社でそれぞれ違いがある。

山手線や京浜東北線などの電車内には、「路線ネットワーク」という路線図が貼られている。3月のダイヤ改正タイミングで北海道新幹線と南武線小田栄駅が開業し、この路線図にも変更が加えられることになるが、同社は「利用者への告知や作業効率化を目的とし、ダイヤ改正より前に更新版の路線図を掲出している」という。

「ダイヤ改正日に一気に路線図を変更するというのは、作業的に難しいという観点から、改正前に表示を変更し、改正当日に注意書きステッカーをはがすというステップを踏んでいる」(同社)

東京圏の大手私鉄でも、ダイヤ改正時期の表示手法に違いがある。駅構内に掲出される時刻表などについて「ダイヤ改正当日に一気に変更する」という京急に対し、東武は「事前に新ダイヤを設置し、その上にプリントアウトした従来ダイヤを貼り付けて、改正当日にはがす」という工程を組む。東急も“事前貼り付けタイプ”だ。

新たに開業されるルートなどの表示を事前に設置しておいて、変更日当日に“はがす”という手法は、首都高や高速道路などでも実施されている。こうした“事前付け替え”は、「利用者に向けて『変わりますよ』という認知向上といったねらいも含めている」と関係者は話していた。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  3. 日産『ムラーノ』新型、米IIHSで最高の安全性評価
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る