最新地図に更新したカーナビで新東名の話題の名所を巡る

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新東名「浜松いなさJCT」~「豊田東JCT」間にあるSA/PAは計2ヶ所
新東名「浜松いなさJCT」~「豊田東JCT」間にあるSA/PAは計2ヶ所 全 22 枚 拡大写真

2月13日、新たに開通した新東名高速道路(浜松いなさJCT-豊田東JCT間)は、利用者にとって極めて注目度が高い区間でもある。その反映にいち早く対応した2014年モデルのカロッツェリア『楽ナビ』(「AVIC-RW09」)を使い、開通と同時にオープンした2ヶ所のSA/PAに立ち寄った。

新たに開通した浜松いなさJCT-豊田東JCTの区間距離は約55km。この区間にはICが新城と岡崎東の2ヶ所と、SAの岡崎、PAの長篠設楽原の各1ヶ所が用意された。楽ナビで地図更新を行った結果、これらの施設はすべて道路施設としてリスト表示し、区間までの距離も案内された。

ただ、SA/PA各施設の詳細な内容まではサポートし切れておらず、どちらも障害者/トイレのアイコンがあるのみ。今回の更新はあくまで“差分更新”であり、ルートガイドができる最低限の内容にとどまっているのだ。

では、オープンした岡崎SAと長篠設楽原PAはどんなところなのか。

まず岡崎SAは東海3県で最大規模を誇る。ひとつの施設を上下線で利用する“上下集約型”で、建物の外観を上下線で異なるイメージにして作られている。上りは、岡崎が東海道38番目の宿場町であったことから宿場町のイメージを、下りは森のエントランスをイメージして、愛知県の鳥であるコノハズクをあしらった入口を用意した。

岡崎SA内に作られた「NEOPASA岡崎」は16テナントが入るちょっとした大規模商業施設のような存在。フードコートには3店舗が出店し、健康をテーマの自然派カフェテリア「CAFETERIA 岡崎農場」や、「名古屋名物みそかつ 矢場とん」、「元祖 手打ち釜揚げうどん 大正庵釜春」が並ぶ。他にも名古屋コーチンが食べられる「伊藤和四五郎商店」や、点心専門店「包宝 PAOPAO」など、バラエティ豊かな食事が楽しめそうだ。

「お土産処 三州 岡崎宿」では、東海地方を中心としたお土産を豊富に揃えており、地域ごとにわかりやすく並べられている。また、ここにもテイクアウト系の店として、天むすの「地雷也」や「壷屋」の稲荷や弁当、知立名物「大あんまき」の和菓子などがあり、ここで買って車内で食べるのも良いだろう。

なかなかの存在感を見せつけたのが長篠設楽原PAだ。歴史上でも有名な「長篠・設楽原の戦い」の古戦場が近くにあることから、施設は上り線を武田軍、下り線を織田・徳川連合軍をイメージして作られた。なかでも充実しているのが下り線の方で規模も大きい、PA周囲には織田信長戦地本陣跡近辺を散策できる施設や展望台が整備され、長篠陣屋食堂の一角には歴史資料展示コーナーも用意されるなど、ちょっとした観光スポットともなっているのだ。

設置された自動販売機もなかなか凝っていて、外装を合戦絵巻がプリントされているものや、購入時には徳川家康/織田信長がしゃべる仕掛けを備えた独自の自販機も用意された。しゃべりの内容は購入したものとは特に関係はないようだが、オリジナル機能としての面白さはある。

下り線の土産物店もユニークだ。武将とゆかりのある三河~尾張~駿河~甲斐の特産品を扱っている他、刀剣や火縄銃のレプリカまで販売していて今までのPAのお土産売り場とは明らかに趣が違う。火縄銃を象ったロングバームクーヘンは人気商品になっているとのことだ。

また、岡崎SA、長篠PAはともに一般道からもアプローチできるようになっており、そのための専用道路も新設された。ただ、この道路については今回の地図更新では対応されておらず、完全な反映とはなっていなかった。

《会田肇》

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