【ボルボ S60 T3 試乗】燃費も装備もバリュー・フォー・マネー…島崎七生人

試乗記 輸入車
ボルボ S60 T3 SE
ボルボ S60 T3 SE 全 7 枚 拡大写真

ボルボ『S60』の搭載エンジンがすべて同社最新の“Drive-E”になった。整理しておくと、性能ランク順に上からT6、T5、D4(ディーゼル)、T3という布陣で、すべて4気筒だ。

【画像全7枚】

今回新設定のT3は従来のT4に代わるベースモデルで、T4(2015年モデルまでは1.6リットルだった)よりさらに排気量を下げた1.5リットルターボとなっている。組み合わせられるトランスミッションは6速ATで、パドルシフトも可能なギヤトロニック付き。もちろんロックアップ機構も備え、効率と燃費に配慮している。

実際の走りだが、総体的にはパフォーマンスに過不足なしといったところ。唯一、高速走行時に再加速を与えたいときに、場合によりキックダウンが必要になり、ひと呼吸入ることがある。

スペックを当たると152ps/25.5kgmで、1.6リットルのT4(180ps/24.5kgm)との差が実感される条件下だ。車重もT3のほうが40kg増している点も頭に入れておくべきか。が、パドルシフトを実行すればいいし、AT自身の学習が進めば、よりスムースに走れるだろう…とは想像できる。100km/hで巡航している時のエンジン回転は1800rpm(6速)ほどで、もちろん平穏である。

動力性能は前述のとおりだが、通常の走行はソツがない。というより『S60』の快活、しなやか、快適なドライバビリティが、ささやかな1.5リットルで味わえるとなると、それは今どきの賢い選択に思える。JC08モード燃費16.5km/リットル、アイドリングストップなども嬉しいし、ボルボならではの安全支援機能、ナビなどが標準装備と考えればバリュー・フォー・マネーだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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