【スズキ バレーノ】新開発1リットル3気筒直噴ターボ設定…パワーは1.6L並み

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スズキ バレーノ 発表会
スズキ バレーノ 発表会 全 8 枚 拡大写真

スズキは3月9日、インド製の新型コンパクトハッチバック車『バレーノ』を発売した。バレーノの日本での目標販売台数は月間500台だが、エンジンは新開発の1.0リットル直列3気筒直噴ターボと『ソリオ』などに搭載されている1.2リットル直列4気筒DOHCの2本立て。

競合ひしめくコンパクトカー市場の中、控えめな販売目標台数にも関わらず2種類のエンジンを用意したことについてチーフエンジニアを務める伊藤邦彦氏は「『スイフト』より大きめのサイズなので1.2リットルで大丈夫かという方のために、1.6リットル並みのパワーのある1リットル直噴ターボを設定した」と明かす。

1リットル直噴ターボの最大出力は111馬力、最大トルクは160Nmで、1.2リットルエンジンの方はそれぞれ91馬力、118Nmとなっている。このため1リットル直噴ターボモデルが商品構成では上位グレードとなっており、価格も1.2リットルモデルの141万4800円に対し、161万7840円に設定されている。なお1リットル直噴ターボモデルの販売開始は5月13日。

ただ伊藤氏は「車両重量が910kgとスイフトに対して90kg軽量化しているので、1.2リットルエンジンでも今のスイフトの1.2リットルモデルよりも走りに対しては十分良い」とも付け加えた。このため販売比率も「我々の思いとしては半々くらい」という。

1リットル直噴ターボは現時点でインド本国では設定がないが、「ガソリン清浄がインドは日本や欧州と異なるので、高性能なインジェクターを用いた場合に異物が詰まってしまう懸念があり、その確認などで時間をかけている」とのことだ。

一方、欧州モデルには予定されているマイルドハイブリッド仕様に関して伊藤氏は「お値打ちな価格設定を印象付けるためにあきらめざるを得なかった」と、日本で見送られた背景を明かした。たが反響をみて追加設定するか検討するとも話していた。

《小松哲也》

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