中国新車販売、0.9%減の158万台…6か月ぶりに減少 2月

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トヨタ カローラ(北京モーターショー2014)
トヨタ カローラ(北京モーターショー2014) 全 3 枚 拡大写真

中国汽車工業協会は3月10日、中国における2月の新車販売の結果を明らかにした。商用車と輸出を含めた総販売台数は、158万0900台。前年同月比は0.9%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。

中国政府は2015年9月下旬から、排気量1.6リットル以下の小型車に対する自動車取得税の減税を開始。この効果で、新車需要が盛り返していた。しかし、2月の中国新車販売は6か月ぶりに減少。これは、大型休暇の春節を前にした1月に、需要が集中した影響。

日系メーカー3社の2月実績では、日産自動車が6万1100台を販売。前年同月比は13%減と、6か月ぶりに前年実績を下回った。中国政府の減税策を受けて、乗用車では『シルフィ』が好調だった。

トヨタは6万5400台を販売し、前年同月比は6.3%増と、2か月連続の前年実績超え。これは、減税対象となる排気量1.6リットル以下の『カローラ』を中心に、販売が伸びたため。

ホンダは5万7370台を売り上げ、前年同月比は7.8%減と、12か月ぶりに前年実績を下回った。『CR-V』の販売が、前年同月比5.7%減の8485台と、8か月ぶりに減少。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、28.3%増の8413台と、好調が続く。

中国の2015年の新車販売は、商用車と輸出を含めて、前年比4.7%増の2459万7600台と過去最高。3年連続で2000万台を突破すると同時に、米国を上回り7年連続で世界一に君臨している。

《森脇稔》

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