【ジャパンボートショー16】トーハツの歴史のひとつ、スポーツバイク「ランペット」を展示

船舶 エンタメ・イベント
ランペットスポーツ50 CA2
ランペットスポーツ50 CA2 全 19 枚 拡大写真

様々なボートやマリン製品が並ぶ「ジャパン インターナショナルボートショー 2016」(パシフィコ横浜で開催)の中で、60年近く前のビンテージバイクを展示し、人目を引いていたのがトーハツのブースだった。

同社は1922年、タカタモーター研究所を設立したところから始まり、1956年の船外機の生産開始から今年で60周年を迎える。今回はその歴史の一部を紹介したもので、年代ごとの様々な船外機に交じって『ランペットスポーツ50 CA2』も展示された。

元々、主に船外機や消防ポンプを生産してきた同社だが、一時はホンダを凌ぐ日本一のオートバイメーカーとなったこともある。その中のひとつがランペットだった。モデルCAは1960年に発売され、当時50ccクラスでは日本最初の本格的スポーツバイクとして話題となる。翌年に発売されたのが、これをよりレーシーにしたCA2。当時盛んだったクラブマンレースを席巻した伝説の名車だ。

関係者の話によると、これは現在自社で保管している7~8台のバイクのうちのひとつ。ウインカーやフェンダーなど一部のパーツは輸出用など様々なパーツ集めて組んだもので、8年ほど前には走行もできていたという。

解説板には「1959年製造 空冷2ストローク単気筒49cc 6ps/9200rpm、最高速度92km/h 価格6万1000円」とあった。製造年や性能の表示が一般的なバイク史などから微妙に異なっているが、その時代に原付ながら6馬力以上を絞り出し、時速100キロ前後を出したという高性能ロードスポーツ車であったことは知られている。

ボートショーでは意外な、鮮やかなスカイブルーのバイクを前に、来場者は「懐かしい」「珍しい」「すごい」などと声をあげ、説明員に質問する姿が引きも切らなかった。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  3. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  4. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  5. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  6. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  7. 【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「F1」から全4問!
  8. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  9. レクサス『GX』通常販売は今秋に、先行して100台を抽選販売へ 価格は1235万円
  10. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
ランキングをもっと見る