F1開催コースを走るEVアトラクション「サーキット・チャレンジャー」…3月19日、鈴鹿に登場

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
Circuit Challengerは最先端のEVマシンで鈴鹿サーキットを走ることができる。
Circuit Challengerは最先端のEVマシンで鈴鹿サーキットを走ることができる。 全 11 枚 拡大写真

モビリティランドは3月19日、鈴鹿サーキットに、世界初の国際レーシングコースを走ることができるアトラクションをオープンする。

マシンは、最先端の技術を盛り込んだ独自開発のEVで、参加者のドライビングテクニックを多角的に解析する機能も持つ。「鈴鹿サーキットを走る」というのは果たしてどのような体験なのか。オープンを前に開催された、メディア向け試乗会に参加した。

この「サーキットチャレンジャー」は最高速度30km/hのマシンで、鈴鹿サーキット国際レーシングコースの東コース2.243kmを使用したアトラクションだ。カーブもコースの起伏も、あのグランプリの舞台そのものである。自身も父親でもある、レーシングドライバーの佐藤琢磨をプロジェクトアドバイザーに招き、より多くの人に子どもの頃からモータースポーツを身近に感じてもらうことで、未来のモビリティファンを醸成する。さらに、より速く、よりスムーズに、前回よりも少しでもドライバーとして向上していく…そんな「自主的なチャレンジングスピリット」を刺激する内容のアトラクションになっているのだ。

未来のレーシングマシン開発がアトラクションのテーマ。その開発テストドライバーとしてテストコースを走る…というのがこのアトラクションのストーリーである。まず開発ファクトリーをイメージした内装のエントランスでチームスタッフのガイダンスを受けた後レーシングコースでのドライビングテストに挑む。

マシンは、ペダルに足の届かない小さな子供でも操縦できるよう、操作系の全てを手もとのステアリングに集約。これはEVであるが故のハンドリング・バイ・ワイアが可能にした構造である。アクセル、ブレーキ、さらに4段のシフトチェンジも駆使しながら、起伏に富んだ鈴鹿の東コースを走るのだ。

加えて、ただこのコースを周回するだけではなく、走行中様々なミッションが課せられる。これを一つずつクリアしていくことで、一台一台に備え付けられた運転スキルを記録する装置に蓄積され、それを走行結果として点数化。運転テクニックが解析され、成績を持ち帰ることができる。大人でもなかなか高得点をたたき出すことが難しく、もっと上手く走りたい、という自発的な向上心、チャレンジングスピリットを刺激するのだ。

マシンには最大で3名が乗車可能なので、家族で風を切りながら、鈴鹿サーキットのカーブを曲がり、アップダウンを越えながら楽しむこともできる。

ちなみに、当然のことながら、レース開催時などは営業されないので、鈴鹿サーキットのホームページで確認してほしい。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  2. 『V』クラスより上級のミニバンか? メルセデスベンツが2026年に『VLE』『VLS』導入へ…上海モーターショー2025
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  5. 【VW ゴルフGTI 新型試乗】自動車を運転することが楽しかった時代に引き戻される…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 東レ、偏光サングラスでの利用を可能にする新たなHUD技術を開発…フロントガラス全面展開も視野に
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る