【新聞ウォッチ】三菱重工の豪華客船、建造中3度の火災で1年遅れの出港

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年3月15日付

●株1カ月半ぶり高値、1万7233円(読売・1面)

●ベア自動車も前年割れ、業績好調も、景気不安感で(読売・8面)

●不振東芝水素で活路、トヨタと実証実験(読売・8面)

●災難続き1年遅れの引き渡し、三菱重、建造中に火災3回(朝日・7面)

●若者意識部分自動運転も採用、メルセデスベンツCクラス(産経・10面)

●東芝、中国・美的に売却へ、白物家電、アジアで再編加速(日経・1面)

●民維新党は「民進党」 (日経・1面)

ひとくちコメント

三菱重工業が、長崎造船所で建造してきた大型の豪華客船「アイーダ・プリマ」の1隻目が完成し、発注先の米カーニバル傘下の独アイーダ・クルーズにようやく引き渡したという。

ドイツに向けて出港したそうだが、設計の変更や建造中に火災が3度も起きるなどの災難続きで、納入は予定よりも1年遅れとなってしまった。

きょうの各紙も「災難続き1年遅れの引き渡し」(朝日)などと報じている。 アイーダ・プリマは、全長約300メートル、客室は1643室で、約3200人が乗船できるという。「洋上のホテル」とも呼ばれる巨大な豪華客船で、船内にはウォータースライダーつきのプールやスケートリンク、ディスコ、カジノ、ビール醸造設備もあるそうだ。

カーニバル側からはもう1隻を受注しているが、こちらも遅れが見込まれている。2隻合計で受注額は約1000億円とされるが、すでに1866億円超の特別損失を計上するなど、赤字額も”超豪華”。三菱重工の客船事業は、引き続き荒波での航海を突き進むことになる。

《福田俊之》

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