JR西日本は3月17日、東海道・山陽新幹線の車両に、車内防犯カメラを増設。さらなるセキュリティ向上を目指すと発表した。
同社では、これまでもN700系とN700Aの車両について、デッキ部分左右の乗降ドアに1か所につき2台の防犯カメラを設置していた。これに加えて、新たにトイレや洗面を見渡せるデッキ通路部分と客室を見渡すことのできる電光掲示板の横に増設する。
4月26日以降の営業運転で新造された車両(N700A)には増設した状態で4編成を投入。すでに営業運転を開始している700系・N700Aの21編成については、16年度~18年度にかけて改良工事を行う。
一昨年5月の東海道新幹線(新横浜~小田原)で起きた火災事件や20年に予定される東京オリンピック・パラリンピックに向けたセキュリティ強化の一環。
同日の会見で真鍋精志社長は、画像データの取り扱いを問われ「厳正に取り扱う」と、答えた。