5リットルV8エンジンを押さえ込む…レクサス LC500 、すべての造形の出発点
自動車 ニューモデル
新型車

「低いフェンダーとフード、そこをいかに押さえ込むか。この課題こそがLC500のすべての造形の出発点だった。このフロントが上がってしまうと、全体が大きく変わっってしまう。5リットルV8エンジンを積んだ上にフードをしっかり低く押さえ込むところに苦労した。そのうえで、四隅のタイヤを強調するフェンダーの張り出しなどの造形へと続く」。
デザインにも最先端のテクノロジーが注ぎ込まれたが、それでも「地道な空間づくりの連続だった」と森氏は続ける。
「フードを低くするということは、サスペンションのアッパーアームをいかに低く押さえるかにつながる。その上に空間ができて、事故のときにフードが持ち上がるポップアップフードという機能も入れ、走行性能も確保しなければならない」。
フードのラインがリアまで延びるのではなく、Aピラーとつながる点について森氏は、「ボディの上にキャビンが乗ってるというイメージじゃなくて、フロントからリアまでの流れがインテグレートされている。そんな点も新しいレクサスの方向性」と伝えていた。
《レスポンス編集部》