【IAAE16】日本製に飽きたマニアにお勧め、個性的な台湾製ドラレコ

自動車 ビジネス 国内マーケット
バイク用。完全防水。
バイク用。完全防水。 全 7 枚 拡大写真

今回のIAAEは海外からの出展が増えたことでも注目を集めている。タイ、中国、台湾、韓国、アメリカ、ドイツなどからもサプライヤーやメーカーがブースを出していた。

工具類、アクセサリーなどが目立つ中、台湾製のドライブレコーダーは個性的な製品が多かったのでいくつか紹介したい。日本はアフターマーケットが成熟しており、新興国製品に比べると製品も洗練されている。半面、尖った特徴を持ったものや「勢い」だけで製品化したようなものは出にくくなっている。

アジアのオートショーに行くとわかるのだが、タイ、上海などのアフターマーケットの展示会のカオス加減は昭和40年代の日本の市場を見るようで、楽しくもあり力強さを感じる。

まずDOD TECHという会社は、バイク用のドラレコ、ルームミラー型のドラレコ、超高感度のドラレコを展示していた。バイク用は本体が流線形なだけでなく完全防水となっている。ルームミラー型のドラレコは日本にもあるが、昔流行ったワイドミラー式に取り付ける感じがよい。超高感度は、この会社のドラレコの特徴であり、多くの製品がISO12800相当の感度を備えている。そこまで感度を上げなくてもよいとも思うのだが、夜間でもカラー録画が可能であり、確かに夜間事故への対応と考えれば「アリ」の性能なのかもしれない。

ASUKA AUTOTRONICSは、2CH対応のWi-Fi搭載モデルのドラレコを展示していた。形状はロープロファイルでアングルの調整部分などかなり洗練されているように感じる。2CHなのでフロントとリアの画像の記録が可能だ。両チャンネルともFull HDに対応している。モニターディスプレイは内蔵していないが、Wi-Fiによって手持ちのスマートフォンなどに画像を飛ばすことができる。

なお、これらの製品はAmazonなどで日本でも入手可能だが、新興国のメーカーにとっては日本の大手サプライヤー、メーカーへの納入実績、日本企業との取引実績は、やはりグローバルビジネスでの訴求ポイントになるとして、積極的に売り込みにきているようだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  5. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る