日産の小型商用車、グローバル展開モデルが大磯にズラリ …「コア事業に成長」

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大磯で、1月にマイナーチェンジしたNV350キャラバンや海外向けタイタンやナバラなど、日産の小型商用車(LCV)ラインナップの展示・試乗が行われた
大磯で、1月にマイナーチェンジしたNV350キャラバンや海外向けタイタンやナバラなど、日産の小型商用車(LCV)ラインナップの展示・試乗が行われた 全 24 枚 拡大写真

日産は、2013年夏に「2016年までにLCV(小型商用車)分野のリーダーとなる」と宣言してから2年半が経った3月、大磯でLCVオールラインナップを公開。グローバル市場ではコア事業に成長し、日本市場ではLCV構成比が年々増加していることを実車展示とともに伝えていた。

日産のLCV(Light Commercial Vehicle)の歴史は、80年前に登場したダットサン『10T』をルーツに、バンやピックアップ、タクシー、トラック、SUV、バスなどに派生展開され、現在に至っている。2011~2016年度を対象とした中期経営計画「日産パワー88」(グローバル市場占有率8%、売上高営業利益率8%)には、インフィニティ事業と小型商用車(LCV)事業の拡大が盛り込まれていた。

この中期経営計画から具現化された車種のひとつが、『リーフ』に次ぐ同社のEV『e-NV200』。製造はバルセロナ工場、最終的な品質チェックなどが追浜工場で施されるかたちで2014年秋から全国で発売された。

大磯ロングビーチの会場では、『NV200バネット』やe-NV200、1月にマイナーチェンジした『NV350キャラバン』のガソリン・ディーゼル各車、海外販売モデル『タイタン』『ナバラ』、さらに実証運行などが重ねられた『e-NT400テストトラック』などの展示・試乗が実施された。

同社販売のLCV割合は2014年実績で、南アフリカで63%、中東・湾岸エリアで57%、メキシコで23%、南米で22%を占めるとし「グローバル市場でLCVはコア事業に」と伝えた。また、日本市場では2013年度16%から2015年度4~1月20%へと拡大し、「LCV構成比は年々増加している」と付け加えた。

《レスポンス編集部》

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