レクサス LC500 デザイナーが持つ「自分のデザイン」、ユーザーの感動を生む“手”
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「スケッチを描く、粘土を削るといった作業を重ね、人の手でしっかりつくっているところに、レクサスもトヨタもユーザーの感動を生んでいると思う。でも、機械と人間が、いつひっくり返るかわからない気もする」。
森氏はレクサスのデザインフィロソフィーである「エル・フィネス」(エル・フィネス)をあげ、同ブランドに「大胆かつ飛躍的にデザインをアートの領域にまで高めていきたい」という意思があることを伝え、こう語った。
「人間には、最低限のディレクションとかが残ることはあるだろう。つまりどう感じるか、アートにもつながるところ。ソフトによってどんなにデザインができたとしても、決定は人間と思いたい。そうあってほしい。それから、“自分のデザイン”というものはやっぱり持っておかないと、あれしろこれしろと、外からのリクエストが多くなる。自分のデザインを持ってないと、『じゃああの人にこの仕事をやらせよう』というオーダーもなくなってしまう」。
《レスポンス編集部》