【JNCC 第2戦】小池田猛、大阪・阪下のスピードコースで圧勝

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
圧勝したGNCC帰りの小池田猛
圧勝したGNCC帰りの小池田猛 全 8 枚 拡大写真

九州阿蘇での開幕をおえて、舞台を関西に移したJNCC。第2戦は、定番の大阪にあるプラザ阪下での開催となった。

前日の雨量が多く、コースにはところどころマディの部分が残っていたが、全体的には阪下特有のサンド質で走りやすい路面。今季より、ランバージャックといった障害物セクションを製作するチームが立ち上がり、プラザ阪下名物の丸太組みがリニューアルしたことも大きなニュースだ。

開幕戦では、いわばダークホース的な存在であったAAルーキー斉木達也が世界最高峰XCシリーズのGNCCから凱旋帰国した小池田猛や、昨年のチャンピオン渡辺学を下して、みごとに優勝。その勢いのよさに興奮を呼んだ。この阪下でも、その進撃の手はゆるまず、スタートで飛び出たのは、その斉木であった。これに、小池田、渡辺、鈴木健二がくらいつき、トップ4名の層の厚い戦いが始まる。

1周目では、渡辺がクラッシュ。すぐに復帰できたものの、フロントブレーキが故障してしまい、だんだんとペースを落とさざるを得ない状況に。1位争いは、斉木・小池田にしぼられる形だが、斉木は「手のひらのマメ対策に失敗した」とのことで、一度ピットインを余儀なくされ、その間に小池田が一気にリードを拡げていく。鈴木も斉木をパスして1分ほどの差をつけるが、斉木はここから猛チャージ。中盤までに鈴木を仕留めて2番手へ浮上。5分ほど離れてしまった小池田を追う。

小池田の恐ろしさは、そのあとにも続く。後半、残り30分、コンセントレーションを高めることすら困難な疲労のたまった局面で、なんと最速ラップを更新。追いすがる斉木にとどめをさした形で、大幅なリードをもって小池田が優勝することに。開幕戦で大きく順位を落としてしまった小池田は、「正直、ほっとした」とコメント。斉木は「小池田さんはやっぱり速い、このままでは普通に戦っていては勝てない」と評する。

第3戦は、2週間あけて4月10日広島大会。

《稲垣 正倫》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る