【WEC】トヨタ、合同テストを前に新型マシン「TS050 HYBRID」を公開

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トヨタのニューマシン「TS050 HYBRID」
トヨタのニューマシン「TS050 HYBRID」 全 8 枚 拡大写真

24日、世界耐久選手権(WEC)のLMP1-Hクラスで戦う「トヨタ GAZOOレーシング」が、今季使用する新型マシン「TS050 HYBRID」を公開した。このマシンで2年ぶりのシリーズタイトル獲得と、悲願のルマン初制覇を目指す。

【画像全8枚】

2012年に現行WECへの参戦を開始して以降、トヨタにとって3代目ということになるLMP1マシン(現代ル・マン レーサー)が、WEC合同テスト(プロローグテスト/25~26日)を翌日に控えたフランス、ポールリカール・サーキットで公開され、車両の画像もオープンになった。従来車からの大きな変更はパワートレーンのコンセプトである。

TS050は2.4リッターのV6直噴ツインターボエンジン(ガソリン仕様)を積み、8MJ(1周あたりの最大エネルギー放出量)への性能向上を果たしたハイブリッドシステムとの組み合わせで走る。先代のTS040(15年型)は、3.7リッターのV8自然吸気、そして6MJだったので、字面の上からだけでも大きな変更が読み取れるところだ。エネルギー保存装置も、昨年のスーパーキャパシタからハイパワー型リチウムイオン電池へと変わっている。

今季もトヨタは2カーエントリーで、ドライバーは既に発表されているように、5号車はA.デビッドソン/S.ブエミ/中嶋一貴、そして6号車がS.サラザン/M.コンウェイ/小林可夢偉。また、今季はELMS(欧州ルマン・シリーズ)とルマン24時間(WEC第3戦)にLMP2クラスで参戦する予定のトヨタ系若手ドライバー、平川亮に関しても、LMP1-Hトヨタチームのこれまでのテスト等に参画してきたことが明らかにされている(今後もこの動きは継続されるとのこと)。

中嶋一貴のコメント
「新型TS050 HYBRIDでの2016年シーズン開幕を昨年の早い時期から楽しみにしていたので、ついにそれが叶い、嬉しいです。昨年は厳しいシーズンでしたが、それが我々に雪辱というかたちで意欲を増してくれました。そして、この全く新しいTS050を紹介することが、我々の今季に臨む意欲を示しています。

TS050は新しいエンジンとハイブリッドシステムにより、明らかに速くなったことが感じられます。8MJに対応したハイパワー型リチウムイオン電池によるブーストが効いている間の加速は本当に印象的で、今季への期待を高めてくれます。我々とチームの士気は非常に高く、開幕戦(英国シルバーストン/4月17日決勝)へ向け全員がハードに作業を続けています。今季は何戦かで勝ちたいと思っていますし、それが目標です」

小林可夢偉のコメント
「新しいTS050 HYBRIDが気に入りました。大きな向上があり、今シーズンへ期待が高まります。特に、新しいターボエンジンと8MJに対応したリチウムイオン電池によるハイブリッドシステムのパワートレーンは素晴らしく、ドライブするのは最高です。

もちろん、このような新しいパッケージを採用するのは常に挑戦ですが、我々は努力を続け、最大のパフォーマンスと信頼性を得なくてはなりません。今季は自分にとって新しい経験ともなります。過去にWECを戦ったことはありますが、それはGTクラスであり、LMP1カーは全くの別物。新たに学んでいかなくてはなりません。

ステファン(サラザン)、マイク(コンウェイ)とともに6号車の一員になれて嬉しいです。彼らは素晴らしいドライバーで、多くの経験を持っています。目標は今季、良いパフォーマンスを見せ、もちろん勝つことです。シルバーストンでスタートを切るのが待ち切れません」

トヨタは渾身作TS050で、ルマン24時間や富士6時間を含む全9戦の今季WECに臨む。まずは6月のルマンを頂点とするシーズン前半の戦いに向けて、プロローグテストからポルシェ、アウディと相対することになる。

《遠藤俊幸》

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