ホンダと日立、アルコール検知器の試作品公開…3分の1の小型化にも挑戦へ

自動車 ビジネス 企業動向
ポータブル呼気アルコール検知器の開発に関する発表会
ポータブル呼気アルコール検知器の開発に関する発表会 全 8 枚 拡大写真

ホンダと日立製作所は3月24日、共同開発した手のひらサイズの呼気アルコール検知器の試作機を報道陣に公開した。検知器に直接息を吹きかけると3秒以内に酒気帯び状態の有無を検知、その結果を車内ディスプレイに表示する機能も備えているという。

【画像全8枚】

開発に携わった本田技術研究所四輪R&Dセンターの金圭勇研究員は「米国で行われている飲酒運転を防止するアルコールインターロック技術開発プロジェクトに参画していく中で、日立の呼気検出の技術論文に着目し、ホンダから共同開発の話を持ちかけた」と開発の経緯を振り返る。

しかし「もともとの(日立の)システムは駆動電力が高くて、とても持ち出せるものではなかった」と明かす。そこで「ファンとチャンバーを入れるとキーレスにならないとか、呼気が吐きやすいセンサーの配置など、細かくお願いする一方で、医学的な実証をするために被験者を募って医療機関に分析してもらうなど、プロジェクトを引っ張った」ことで試作にこぎつけたという。

ただ「市販化に向けては解決すべき様々な課題はある」と金氏は指摘した上で、「今後は、実際に車に乗せた形での運用面を詰めていかなければならない。センサー技術そのものは日立にお任せするが、実際にお客様が使う上での耐久性、信頼性などの技術面はホンダが主導となって、共同開発を継続する」としている。

また日立基礎研究センタの山田益義主任研究員も「まだデータ蓄積が不十分なところもあり、ロバスト性や精度の向上が課題としてある。また小型化にも取り組んでいきたい。(試作機の)3分の1の小型化にチャレンジしていきたい」と話していた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種、ガソリンが漏れるおそれ…6月掲載のリコール記事まとめ
  2. 初代ホンダ NSXベースのスーパーカー『Tensei(転生)』、北米販売体制が決定
  3. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  4. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
  5. 三菱『パジェロ』新型のデザインはこうなる! 公式発表は2026年秋予定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  2. ソニーネットワークコミュニケーションズ、歩行者・自転車の事故リスクを可視化…AI「APAS Platform」開発
  3. いすゞのピックアップトラック『D-MAX』、タイからの並行輸入で7月1日発売…税抜1000万円
  4. AIDVの開発にもAIを活用、日産がプラットフォームをデモ…AWS Summit Japan 2026
  5. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
ランキングをもっと見る