フェラーリ初の市販ハイブリッド「ラ・フェラーリ」にスパイダー登場か

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ラ・フェラーリ
ラ・フェラーリ 全 3 枚 拡大写真

イタリアのフェラーリ初の市販ハイブリッド車、『ラ・フェラーリ』。同車に、オープン版のスパイダーが登場する可能性が出てきた。

これは3月上旬、写真家の「Automotive Passion (D. Benoit)」氏が、自身のFacebookページで明らかにしたもの。「フェラーリが得意客向けのプレゼンテーションを開催し、ラ・フェラーリにスパイダーが設定されることが確認された」と伝えている。

ラ・フェラーリは2013年3月、ジュネーブモーターショー13でワールドプレミア。ラ・フェラーリは、フェラーリ初の市販ハイブリッド車。『F12ベルリネッタ』用の6262cc V型12気筒ガソリンエンジンは、最大出力が800psまで引き上げられ、9250rpmという高回転まで回る。これにフェラーリのハイブリッドシステム、「HY-KERS」から、モーターの最大出力163psが加わる。システム全体で963psという圧倒的パワーを引き出す。

最新のHY-KERS は2モーター方式で、ミッドシップにV型12気筒エンジンをレイアウトし、7速デュアルクラッチ・トランスミッションと1個目のモーターを一体設計。さらに、2個目のモーターは、エンジンの前方にレイアウト。2つのモーターは、バッテリー(二次電池)と接続される。そして減速時には、モーターがジェネレーターの役割を果たし、発生した電力をバッテリーに蓄えるというシステム。

このHY-KERSが、排出ガスを低減すると同時に、パフォーマンスを向上。フェラーリによると、ラ・フェラーリは『エンツォ』比で 0-200km/h 加速タイムを約1割短縮。排出ガス性能はおよそ40%も低減させているという。0‐100km/h加速は3秒以下、最高速は350km/hオーバーの実力を誇る。

ラ・フェラーリについては、限定499台が発表から間もなく、完売。他のフェラーリ同様、次なる展開として、スパイダーが設定される可能性は高い。同氏はFacebookに、フェラーリから渡されたというプレゼントの画像を紹介。オープンボディのスパイダーのイラストが確認できる。

《森脇稔》

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