SGホールディングス、日立物流と資本業務提携で合意…国内2位の物流企業グループ

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SGホールディングスは、日立物流と資本業務提携を結ぶことで合意したと発表した。SG傘下の佐川急便は業界3位で、4位の日立物流とのグループ化で日本通運に次ぐ業界2位の物流企業となる。

SGは日立物流の親会社である日立製作所から日立物流の株式の29%を取得する。また、日立物流は佐川急便株式20%をSGから取得する。

SGは、佐川急便を中核に構成された企業グループで、国内外で総合物流ソリューション事業を展開している。日立物流は、1950年に日立製作所の輸送業務を請負う物流子会社として創業し、同社工場構内・発送業務の一括受託に加え、国内外で超重量物の輸送を引き受けるなどして業容を拡大、企業の物流業務を包括的に受託するのに強みを持つ。

物流業界は、国内貨物需要の伸び悩み、人手不足に起因する人件費を始めとしたコストの増加など、経営環境は依然として厳しい。また、グローバル化に伴うシームレスな国内・海外一貫物流や急増する通信販売における時間指定配送など、顧客ニーズが高度化、多様化している。

両社はこれらニーズに対応して強固な事業基盤を構築し、高い競争力を持つ企業へと成長することが必要であるとの認識で一致した。両社の強みを融合した戦略的施策を実現するため、資本業務提携することで合意した。

両社は、相互の顧客基盤を活用した営業連携による提案力の強化、事業拡大や、車両集中管理やセンターの共同活用による稼働率向上と効率性を追求する。両社のIT・LT技術を駆使した最先端物流への取組みや、アジアを中心としたグローバル事業の強化、リソース(不動産事業・システム事業等)の相互活用と連携による周辺事業強化を図る。

業務提携に関する協議を円滑、迅速に推進し、早期のシナジー創出に向けて、業務提携を推進するためのプロジェクトチームを設置する。また、資本業務提携の成果を踏まえ、両社の経営統合の可能性についても協議・検討する。

《レスポンス編集部》

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