高速道路の逆送対策ロードマップ策定…2018年度にカーナビやETCを活用

自動車 社会 行政
高速道路での逆走対策について今後の進め方を示した全体行動計画(ロードマップ)
高速道路での逆走対策について今後の進め方を示した全体行動計画(ロードマップ) 全 3 枚 拡大写真

国土交通省は、高速道路での逆走対策について今後の進め方を示した全体行動計画(ロードマップ)をまとめた。

高速道路での逆走は、ほぼ2日に1回の割合で発生しており、逆走車両だけでなく、正しく走行している車両も巻き込まれる悲惨な事故が発生している。国交省では、昨年11月に「2020年までに高速道路での逆走事故ゼロをめざす」目標を公表した。

目標達成に向けて「高速道路での逆走対策に関する有識者委員会」、「高速道路での逆走対策に関する官民連携会議」を設置し、対策の方針、進め方について検討を進めている。今回、これまでの検討結果を踏まえ、今後の逆走対策の進め方に関する全体行動計画をまとめた。

それによると、道路側、運転者側、自動車側それぞれからハード・ソフト面での重層的な逆走対策を実施していく。

また、逆走原因の分析、実施した対策のフォローアップを継続的に実施し、新たな対策を検討するとしている。

具体的な対策としては、2016年度に視覚に訴える対策(注意喚起標識など)や物理的抑止対策(ラバーポール設置など)、カーナビを活用した逆走車両への警告、運転者に対して休憩施設やドライビングシミュレーターを活用した啓発や、目的ICを行き過ぎた際の行動方法を周知する。

2018年度には、カーナビやETCなどの既存インフラの活用や、逆走車両への警告、順走車両への注意喚起手段を開発する。

2020年度以降、逆走を運転者に警告する機器を使用過程車に付加することや、自動運転技術を活用する。これらによって高速道路での逆走事故ゼロ達成を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る