【メルセデスベンツ GLC 試乗】セダンを凌ぐ乗り味を手に入れた…諸星陽一

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ GLC 250 4マチック
メルセデスベンツ GLC 250 4マチック 全 14 枚 拡大写真

メルセデスのFR系SUVラインアップのなかで、もっともコンパクトなモデルが『GLC』。2016年2月に日本で販売を開始した。

【画像全14枚】

GLCはそのネーミングからもわかるように『Cクラス』をベースとしたSUV。先代は同じようにCクラスをベースとしていたが、車名は「GLK」を名乗っていた。GLCの登場で、SUVは下から『GLA』、GLC、『GLE』、『GL』、『Gクラス』というラインアップとなった。GLはいずれ「GLS」とネームチェンジされ、セダンのラインアップとの関係性が強調され、よりクラス色を強めていく。

さて、GLC。全長4660mmに1890mmの全幅は日本の道路でもマッチするギリギリの大きさ。試乗会場は都内からさほど遠くない郊外だったが、比較的狭めな道路幅の場所もあった。全高は1645mmで視線も高く、見晴らしもいいので取り回しも楽だ。驚くのはこの車高を持ちながらも、ハンドリングがビシッと引き締まっていること。

車高は高くすればするほど不安定感を増すものだが、GLCに至ってはCクラスセダンと同等、いやそれ以上と言ってもいいほどの安定感がある。これは乗り心地についてだけでなく、コーナリング時も同様。ロールをしっかりと抑えつつ、タイヤをグリップさせていくので、安定感のあるコーナリングができる。

エンジンは211馬力/350Nmのスペックを持つ2リットル4気筒ターボ。エンジンフィールは力強い。組み合わされるミッションはなんと9速ATで、たっぷりとしたトルクを持つエンジンとシームレスに変速していく9速ATは、GLCの走りに高級感のあるフィーリングを与えている。駆動方式は4WDの4マチックを採用。今回の試乗ではその実力を感じる場面はなかったが、降雪の可能性がある地域では大きな魅力となることは間違いない。

価格は、ボトムグレードで628万円。トップグレードは745万円となる。Cクラスセダンで同様のエンジンを積むモデルは後輪駆動で657万円。ドライブフィール全体を含め現在の状況ではCクラスセダンよりも、GLCのほうが全体としてのできがいいという印象であった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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