【アウディ R8 新型】モノポストデザインを採用したインテリア

自動車 ニューモデル 新型車
アウディ R8
アウディ R8 全 8 枚 拡大写真

アウディ『R8』のインテリアは、“モノポストデザイン”が採用された。

【画像全8枚】

「モノポストデザインは、1930年代から40年代のヨーロッパのレースシーンから来た言葉で、シングルシーターでドライバーを包み込むようなコクピットデザインを指す」と説明するのは、クワトロGmbHプロジェクトマネージャーMSSのアルウィン・ワトキンス氏だ。

具体的には、「ドライバーズシートのエリアを囲む大きな曲線のアーチがレースカーのコックピットの雰囲気を作り出している」とワトキンス氏。つまり、バーチャルコックピットを包み込むようにアーチ形にデザインされたのだ。従って、エアコンの操作はセンターコンソールで行うが、「それ以外のほとんどの操作はモノポストデザインの中で完結している。その結果、ドライバーは横を見ることなく前を見て、全ての操作ができることを目指したのだ」という。

そのモノポストデザインの中心にある、マルチファンクションステアリングホイールは、V10ではMMIのプッシュボタンに加え、二つの大きなサテライトボタンが採用された。一つはエンジンのスタートストップボタンで、もう一つはアウディドライブセレクトの基本モードの選択ボタンだ。そして、V10plusでは、さらに二つのボタンが追加された。それはエギゾーストシステムのコントロールと、パフォーマンスモードのドライ、ウエット、スノープログラムの選択スイッチである。

そのほか、現在アウディの全新型モデルに標準装備された、アウディバーチャルコクピットでは、タイヤ温度、Gフォース、サーキット走行ではラップタイムも表示することが可能だ。

なお、パフォーマンスモードを選択すると、大型のタコメーターがスクリーン上に大きく表示され、「レースカーのようにドライバーは主要なテクニカルパラメーターのステータスを見て情報を収集することができる」とワトキンス氏。具体的には、エンジンオイルやトランスミッションフルードの温度、タイヤの空気圧や温度などが表示される。

このように、基本的にドライバーは前方に集中したまま様々な情報を得ることが可能となっているのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 車検対応で排気効率も向上、ブリッツのエキゾーストシステム「ニュルスペック・カスタムエディション」に『ムーブ』『ステラ』が適合
  4. かつてのマーチ、日産の新型『マイクラ』が初上陸!? 日本での販売計画は…ジャパンモビリティショー2025
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る