【リコール】ホンダ フィット など16万4000台、アイドリングストップ不具合で火災事故も発生

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ホンダ フィット(2014年)
ホンダ フィット(2014年) 全 3 枚 拡大写真

ホンダは4月4日、『フィット』などのアイドリングストップシステムおよび電動パワーステアリング(EPS)制御コンピュータに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのはアイドリングストップが搭載された『フィット』と『ヴェゼル』の2車種で、2013年8月2日~2016年2月13日に製造された16万4388台。

キャパシタ電源を使用しているアイドリングストップシステムにおいて、キャパシタの充放電電圧を制御する昇降圧充放電コンバータ内部素子の過電流保護が不十分なため、アイドリングストップからの再始動時等に生じた過電流が当該コンバータへ流れ、内部素子が損傷することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると素子が発熱し、素子周辺の樹脂材が炭化し電流が流れ続け、発煙・発熱し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、昇降圧充放電コンバータを対策品と交換する。

不具合は59件発生、火災事故が2件、部分焼損事故が4件起きている。市場からの情報により発見した。

一方、EPS制御コンピュータについては、2013年8月2日~2015年8月31日に製造された『フィット』1車種が対象で、リコール台数は11万8715台。

EPS制御コンピュータのEPSアシスト停止電圧設定が不適切なため、バッテリが劣化していると、大きなハンドル操作時にバッテリ電圧がEPSアシスト停止電圧以下になることがある。そのため、EPS警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、急にハンドルが重くなるおそれがある。

改善措置として、全車両、EPS制御コンピュータおよびエンジン制御コンピュータを対策プログラムに書換える。

不具合は32件発生、物損事故が2件起きている。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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