文部科学省は4月4日、平成28年度の「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」の新規指定校を発表した。全国55校の応募の中から、福岡県立香椎高校など10校が採択された。指定期間は3年間または5年間。
平成26年度から実施されているSPH事業は、先進的な卓越した取組みを行う専門高校を指定して研究開発を行う事業。社会の変化や産業の動向などに対応した、高度な知識・技能を身につけ、社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を目指している。
平成28年度は全国から55校(公立51校、私立4校)の応募があり、そのうち公立10校を新規採択校として指定した。実施学科は、農業・商業・家庭・工業・水産・情報の6学科。
福岡県立香椎高校の研究開発課題は、「デスティネーションデザイン!アジア経済圏におけるファッション産業集積拠点『福岡』の成長を担う専門的職業人『Kブランド人材』の育成 ~高度な資質・能力を育む産学接続型教育プログラムの開発を通して~」。
京都府立京都すばる高校の研究開発課題は、「幅広い教養と豊かな情操を基盤にして、高い情報技術・倫理観を持ち、サイバー空間を『自由、公正かつ安全』に創出および発展させる人材育成プログラムの研究 ~全国初!産官学連携による情報セキュリティ人材育成~」。
新規指定校10校の研究開発課題は、文部科学省のホームページで公開されている。