成田国際空港、東京オリンピック見据えた中期経営計画を策定…2018年に発着回数27万回

航空 企業動向
成田空港を離陸するLCCのA320たち
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成田国際空港は、2016~2018年度グループ中期経営計画「イノベイティブNarita2018~世界最高水準の空港を目指して」を策定した。

計画では、空港としての安全性とサービス品質を徹底的に追求することで、「顧客に世界最高水準と評される高品質な空港」を目指す。空港としての機能を強化し、航空会社のニーズに応えていくことで、航空ネットワークの拡充を図るとともに、成田空港の持続的成長、発展に向けて、機能強化に取り組むことで、「アジアでトップクラスの国際拠点空港としての地位の維持・強化」を目指す。

特に計画期間中の2016~2018年度の3カ年を「アジア主要空港に対する成田空港の競争力を高め、更なる飛躍に向けた準備を着実に進めるとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を安全・円滑に迎えるための準備を徹底する期間」と位置づけ、5つの戦略方針のもと、戦略目標の達成を目指す。

戦略目標は、確実な空港オペレーションの実施により、空港内航空機事故発生件数ゼロ、空港運用に重大な影響を与える施設の障害等発生件数ゼロ、セキュリティ対策に万全を期すことにより、ハイジャック・テロ事案発生件数ゼロの空港運用のトリプルゼロを目指す。

また、空港機能を強化してピーク時間帯に時間当たりに航空機が発着できる回数を2018年度末までに72回、航空機発着回数を2018年度に年間27万回とし、発着回数1回当たりのCO2排出量を2015年度比7%削減する。

航空ネットワークを強化して、就航都市数を2018年度末までに海外130都市以上、国内20都市以上とし、LCC(格安航空会社)就航比率を30%以上とする。

航空旅客数は2018年度に4300万人を目指す。国際線が3550万人、国内線が750万人。航空貨物取扱量は年間210万トンを目指す。

このほか、定時運航率で世界トップレベルを目指す。手続き所要時間を出発10分(チェックインから免税店エリアまで)、到着30分以内(降機から到着ロビーまで)に短縮する。

財務目標は連結営業利益490億円以上、連結ROAが5.5%以上、連結長期債務残高4500億円台前半を目指す。

《レスポンス編集部》

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