日野自動車は、小型トラック『日野デュトロ』を改良して、5月6日に発売する。
今回の改良では、新たに衝突被害軽減ブレーキ「PCS」および「車線逸脱警報」を標準装備とした車型を設定し、すでに標準装備としている車両安定制御システム「VSC」や「電動パーキングブレーキ」とあわせて、安全装備の充実を図った。
PCSは、フロントバンパー中央に装着したミリ波レーダーに加え、フロントウインドウの上部中央に単眼カメラを装備し、歩行者を検知が可能。低速で走行する先行車や、歩行者を含む停止障害物に対して衝突回避または衝突被害軽減を支援する。また単眼カメラは車線逸脱警報の車線認識センサーとしても機能する。
なお、PCS装着車の設定に伴い、標準幅キャブ車のフロントバンパーのデザインを変更している。
今回発売する日野デュトロのディーゼル車およびハイブリッド車は、ASV減税またはエコカー減税の対象となる。
価格は標準幅キャブ、標準長ボデー、全低床、スタンダードグレード、PCS標準装備、カーゴ完成車が431万5140円など。