【ジャカルタモーターショー16】ホンダの新たな“高級車” シビック 、インドネシアでも販売開始

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新型シビックの注目度は抜群に高いが、価格も高級車の部類に入りつつある
新型シビックの注目度は抜群に高いが、価格も高級車の部類に入りつつある 全 11 枚 拡大写真

ホンダは4月7日からスタートしたジャカルタモーターショー16(IIMS 2016)において、新型『シビック』を公開。これは3月のタイに続くアジア二番目の発表で、即日よりインドネシア国内向けに販売を開始した。

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ラインナップは、1.5リットルターボVTECエンジンで、最大出力は173ps、1700から5500回転までトルク幅で220Nmを発揮する。タイでは1.8リットル車も発表されたが、インドネシア向けはこのエンジンのみの展開となる。よりスポーティさを強調するために排気系をデュアルエキゾーストとしているのもタイ向けとは異なる点だ。

その一方でタイ向けの新型シビックには「RS」のバッジがリアに貼られていたのに対し、インドネシア向けには「VTEC Turbo」のバッジ。ホンダ車ユーザーとしては世界共通で「RS」のバッジに憧れる傾向が強いだけに残念に思う人も少なくないだろう。

セットアップされたモニターは7型で、タイ向けとは異なる仕様のセットが装着されている。Android端末とHDMI経由で接続することでMirrorLinkが利用できる新機能が備わったのだ。これにより、スマートフォンとの連携が可能になり、ナビゲーションを含むスマートフォンの機能がモニター上でコントロールできるようになる。

車両価格は4.75億インドネシアルピア(約390万円)と、日本でシビックが販売されていた頃とは想像も付かない価格帯となっている。それだけに装備はかなり充実。ヘッドライトとポジショニングランプはいずれもLED化され、運転席は8ウェイ/助手席は4ウェイのパワーシートを標準装備。キーレスエントリーやクルーズコントロール、電動パーキングブレーキなども装備している。

新型シビックは歴代10代目を数える。近々日本国内にも投入されるとの話が伝えられているが、その時は日本でもこの価格帯は反映されるはず。もはやシビックは大衆車とは呼べない領域に入ってしまっているようだ。

《会田肇》

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