NTTコミュニケーションズは、営業車両の運行管理を手軽に実現するIoTトライアルパック「コネクテッド ビークル」を4月11日より提供開始した。無料トライアルは1か月間で、法人向けに7月末(予定)まで、申し込みを受け付ける。
トライアルパックでは、通信機能やGPS機能を内蔵した小型車載器を車両に設置することで、走行時間、走行速度、位置情報、距離、燃費、急アクセル、急ブレーキ、アイドリング時間など、運転データををもとに、IoTを活用して各種レポートを自動で作成。運行日報や運転傾向分析、車両稼働実績、ヒヤリハットマップ、車両所在マップなど、総務の車両管理担当者が必要とする機能を、Webアプリケーション上で提供する。
また、規定速度の超過、急アクセルや急ブレーキ、長時間のアイドリングなどが発生すると、所定の管理者に通知メールを送信。Web画面を見ること膜、危険な運転を把握できる。
車載器は、車両の運転席下部にあるOBDコネクタにワンタッチで設置でき、設置した瞬間からサービスが利用可能。取り付け業者の手配や車両の利用時間の調整などは不要で、車両入替の際も、新しい車両に車載器を差し替えるのみで対応できる。
NTTコミュニケーションズでは、今夏の本格提供開始を視野に、サービス機能の拡充に取り組んでいくほか、グローバル展開に向けて、2016年4月よりインドやタイをはじめとした海外での実証実験も推進していく。