【高機能金属展16】オリンパス、当てるだけで金属成分分析できる装置が話題

自動車 ビジネス 企業動向
オリンパスの金属成分測定器「デルタ」
オリンパスの金属成分測定器「デルタ」 全 2 枚 拡大写真

オリンパスは「高機能金属展2016」に手軽で便利な測定器を展示した。なんでも金属の表面にその測定器を当てるだけで、金属に含まれている成分がわずか10秒ほどでわかってしまうのだ。商品名は「DELTA(デルタ)」で、世界中で評判になっているという。

「4年ほど前から販売していますが、昨年は全世界で2000台を販売しました。X線を利用したもので、非破壊で成分分析ができるということで非常に重宝がられています。使われ方も幅広いです」と同社関係者は話す。

例えば、金属スクラップの品種判定、合金品種の識別、貴金属含有量の評価、樹脂中の金属片混入検査などさまざま。土壌にこのデルタを当てれば、クロムやカドミウムなど有害物質があるかどうかまでわかるそうだ。

「自動車の鋳物部品の検査でも活躍しています。これを使えば、ちゃんと仕様通りにできているか簡単にわかりますからね」と同社関係者。価格は300~600万円。小さい製品にしては高額だが、検査機関にいくつも頼むことを考えれば安上がりかもしれない。

オリンパスといえば、内視鏡が世界的に有名で圧倒的な強さを誇るが、次はこの測定器で世界を席巻しようと狙っている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  3. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る