【プロショップに行こう】プロの「サウンド・チューニング技術」は何が違うのか

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「ダイヤトーンサウンドナビ」での、“バランス”と“フェーダー”の調整画面。
「ダイヤトーンサウンドナビ」での、“バランス”と“フェーダー”の調整画面。 全 1 枚 拡大写真

“カーオーディオ・プロショップ”のバリューを1つ1つご紹介している。併せて、カーオーディオの面白さもお伝えしようと試みている。今月は、“プロショップ”の「サウンド・チューニング技術」の凄さについて、掘り下げていく。

ところで、カーオーディオの音の良し悪しを左右する要素は3つある。「製品の性能」「取り付け」「サウンド・チューニング」。これらの総合力で、各車それぞれのグッドサウンドが完成されていく。

ホームオーディオならば、製品の性能がそのままそのシステムの音となるわけだが、カーオーディオでは、そうはならないのだ。

好きな音楽を好きな音量で楽しめることがカーオーディオの良さなのだが、車室内の音響的な条件は、悲しいかなあまりよろしくない。それを補うべく、的確な「取り付け」と「サウンド・チューニング」が必要となるのだ。

そこで、“カーオーディオ・プロショップ”の出番となるのである。“プロショップ”に行けば、「取り付け」も「サウンド・チューニング」も、確実に実行してくれる。

というわけで、「取り付け」において“プロショップ”がどのような技術を持っているのかについて、これまでいろいろと解説してきた。それに引き続いて今月は、“プロショップ”が「サウンド・チューニング」においては、どのようなテクニックを発揮していくのかを、1つ1つご紹介していこうと思う。

さて。“プロショップ”ならばこんなことができる、ということを順にお伝えしていく。今週はまず、オーディオシステムがまったくの純正状態だったとしても、“カーオーディオ・プロショップ”ならばこんなことができる、ということをご紹介してみたい。

もっともシンプルなシステムであれば、調整機能は以下の3つしかない。「バランス」(左右の音量バランス)、「フェダー」(前後の音量バランス)、「トーンコントロール」、以上だ。これだけであっても、“プロショップ”ならば、ちょっとしたひとひねりを加えることができる。妙味があるのは、「フェダー」だ。

ステレオ再生では本来、左右の計2本のスピーカーがあればOKだ。フロントで音楽を聴こうとするときは、基本的にはリアスピーカーは必要ないのだ。リアスピーカーも目一杯鳴らしてしまうと、むしろフロントの音質は悪くなる。同じ音が前からも後ろからも聴こえると、音像がぼやけてしまうのである。

しかし…。リアスピーカーを鳴らす塩梅を調節することで、低音の量感だけを増強することが可能だ。「フェダー」を操作して、リアをちょっとだけ鳴らすと、音像はぼけずに低域だけ増強できるポイントがある。“カーオーディオ・プロショップ”ならば、そのポイントを、いとも簡単に見つけ出す。

今週はここまでとさせていただく。次週以降もさらに、“カーオーディオ・プロショップ”がどのようなワザを持っているのかをリポートしていく。お楽しみに。

【カーオーディオ・プロショップに行こう♪】プロの「サウンド・チューニング技術」の凄さとは? その1

《太田祥三》

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